6月に竣工した我が家。
1年中で最も湿度の高い時期をやり過ごし、何度かの記録的な台風を乗り越えた9月ごろから、玄関ドアのカビが目立つようになりました…。ナンテコッタ。
遠目に見るとわかりづらいのですが、近づくとこの通り。
点々とカビが見えます。特に足元は広範囲にわたってカビが繁殖しています。
タイルで跳ね返った雨水がドアにかかってカビている様子です。
木製ドアは定期的なメンテナンス(具体的にはペンキの塗りなおし)が必要である、ということは理解していたのですが、竣工後3か月でカビるとは予想外でした。
カビ取り剤を使う
しばらく見て見ぬふりをしていたのですが、手に負えないほどカビ範囲が広くなる前にカビ取りと再塗装をすることにしました。
我が家のドアはリボス社の天然オイル、ドノスを使用して塗りましたので、ドノスと併用できるカビ取り剤として“アクトリン”を使用しました。
アクトリンはさらさらとした液体で、カビた部分に刷毛で塗って放置し拭き取るとカビの除去と除菌が出来るというもの。素人には二液性の薬剤などは使いづらいので、塗るだけでOKというのはありがたい。

使用時の注意点としては、獣毛を使用した刷毛を使うとカビ取り成分によって刷毛が分解されてしまうので、化学繊維100%の刷毛を使うこと。
カビ取りと再塗装方法
- 研磨する
- アクトリンを塗布する
- 放置し、しばらくしてから拭き取り
- 再塗装する
研磨する
まずはサンドペーパーで表面を研磨します。このときふつうのサンドペーパーでももちろんできるのですが、3Mのスポンジ研磨剤があるとすごく楽!
薄いスポンジにサンドペーパーが張り付けてあるイメージの商品なのですが、スポンジ部分に適度な弾性があり、軽くしなって研磨面に沿ってくれるので、細かな部分にも力が均等にかけられて綺麗に仕上がりました。
私はミディアム(#120~#180)とファイン(#180~#240)の両方を買って試したのですが、ドアの再塗装ならファインだけで良さそうです。
アクトリンを塗布する
1度目の塗布。カビの部分の色が濃くなり、表面に浮いてきているのがわかります。
しばらくしてから拭き取りますが、カビが深い部分は一度の塗布では取りきれなかったので、計3回同じ作業を繰り返しました。
3回目の拭き取り終了。カビはほとんど見えなくなり、綺麗になりました。
再塗装
アクトリンが乾いたらそれまで塗っていたものと同じペンキを塗布してOKということなので、リボスのドノスをこてバケで塗りました。
あ!鍵とハンドル回り、塗り忘れてる…。あとでタッチアップします。
カビがなくなり、綺麗になりました。
アクトリンの感想
- 1液性なので手軽。塗るだけでよいので素人でも簡単でした。
- 我が家のドアのカビには一度の塗布では歯が立たなかったので、3回塗り直しが必要でした。手間はかからないのですが、塗って・拭き取って…を繰り返すので思った以上に時間がかかった印象。作業時は時間に余裕をみたほうが良さそうです。
- 仕上がりには満足。カビがみるみる薄くなっていく様子を見るのは面白い!
予想していたよりも時間がかかってしまったというのが正直な感想ですが、大した手間もなく気になっていたカビが綺麗に取り除けた結果には満足しています。次からはカビがひどくなる前にささっと処置してしまえばいいのだと反省しました。
取扱説明書を見る限り、木材そのものを傷めることなく作業できるとのことなので、木製ドアのカビに悩んでいる方にはオススメです。
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