子どもの勉強スペースについて考える

今春、娘は小学生になります。就学準備について、学童について、ママ友らの間で話題にあがることが多くなってきました。中でも子供の勉強スペースについては様々な意見があってとても興味深いです。

最近の主流はリビング学習らしく、私の周囲でも「学習机は買わずリビング・ダイニングで勉強をしてもらう」という意見が多いように感じました。一方で、我が家は子供の勉強スペースをしっかり確保した派です。

子どもの勉強スペース、我が家の場合

スタディコーナー
娘のスタディコーナー

我が家は娘の勉強場所として、1階奥に私のワーキングスペース&娘のスタディスペースをつくりました。

スタディコーナー

4畳程度の小さな空間にコの字型にデスクを作り付け、左右には吊り戸棚で収納を確保しています。反対側は母のワーキングスペース。つくりは全く一緒です。

スタディコーナー
母のワーキングスペース(入居前)

デスクの奥行はちょっと深めで70cmあります。
PC仕事だけだと奥行50cm程度でも十分なのですが、勉強のように教科書とノートを広げて書き物をするような場合は、スペースを気にせずあれこれ広げられるよう奥行きは深いほうが楽だというのが持論です。

吊戸棚はIKEAのキッチンキャビネット、METODです。
幅80cm×高80cm×奥行37cmのキャビネットが2つずつ。取り付けたい壁の横幅が10cm程度広く、そのままではぴったりフィット!というわけにはいかないので、壁をふかしてジャストフィットを装うことにしました。

Metodはキャビネットと扉・取っ手がすべて別売りなので、インテリアや好みに合わせて雰囲気が変えられるのが良いですね。組み立ては自分、取付は工務店さんにお願いしました。横向きタイプのファイルボックスがぴったり収まるサイズなので重宝しています。

Metodは素材も丈夫だし、収納物も重たいものになると思うので、組み立て時の電動ドリル推奨。3.6Vだとちょっとパワー不足に感じる部分があったので、7.2Vがいいと思います。
そして組み立て時に何より要注意なのはキャビネットの重量!17kgあります。組み立て前のフラットパックの状態なら持ちやすいので無問題でしたが、組み立て後に女性一人で持ち上げて現場に搬入しようと思ったら大変でした。15kg娘を日常的に持ち運んでいるからヨユー!と思ったら大間違いでした。可能なら取付現場で組み立てたほうが良いです。

コンセントは多めに、アース付きも忘れずに!

勉強机まわりはほかの場所以上にデジタルアイテムが集中する場所なので、 コンセントは多めに設置。
複合機のために2口コンセントと、 母・娘それぞれのスペースそれぞれに 机の上に2口、机の脚元に4口(うち、2つはアース付き)を用意しています。

アース付きコンセントは電子レンジと洗濯機を置く場所には常識!ですが、実はデスクトップPCやモニターも要アースです。ノートブックPCであればアース不要ですが、家では大きなモニターで画面を見たいわーという場合には要アース。新築時なら大した値段差ではないので、PC周りはアースを用意しておいてもらうと便利だと思います。

収納は将来の可変性を踏まえて後付けで対応

スタディコーナー
すでに結構ぎっしり(汗)

小物収納用にデスク下には無印のスチールキャビネットを置いています(気づいたら娘がマスキングテープでデコってた)。

大工さんに足元に棚&引き出しを作り付けてもらおうかと考えたのですが、年齢によって収納したいもの/サイズが変わるだろうと思い、結局後付けで対応することにしました。

娘の背が伸びて吊戸棚に手が届くなるようになるまでは机下収納だけが頼り。
小学生になったらどれだけ学用品が増えるのか??想像がつかないので、実際に入学してからの様子をみて、状況によって収納を足していこうと思います。

リビングから丸見えにならないことを重視したつくり

スタディコーナー
リビングからスタディスペースを見た図
1階間取り図

スタディコーナーはキッチンやリビングから少し距離を取り、デスクの上や勉強中の様子が丸見えにならないように設計してもらいました。

我が家は扉のない家なので、このワーキングスペース兼スタディスペースもダイニング・キッチンと一続きの空間になっています。でも奥まった場所にある小さなスペースなので、籠り感があって集中するにはちょうど良いです。

また、勉強道具を広げっぱなしにしていてもリビング側から気にならないのも良いポイント。作業・勉強をやりかけのまま中座しても良いので便利です(大人でもそういうシチュエーションってありますよね)。

好きな場所で、好きなように

リビング学習
リビング学習?中

ところで、我が家はスタディコーナーは作りましたが、「勉強は絶対スタディコーナーで!」という運用ではないので娘は道具をもって勝手にあちこち移動しています。階段やダイニングテーブルで取り組んでいるときもあれば、「様子を見るな」と鶴のようなことを言いながらスタディスペースでひそひそと計算しているときもあって、気分で場所を変えている様子です。

娘は自分の机が出来て喜んでいるし、母は文房具やドリルなどを娘自身が管理して片づけるスペースがあって嬉しいし、我が家は学習机を持たずにリビング学習スタイルより、スタディコーナーのある暮らしがあっているように感じています。

コメント

  1. こんにちは。篠原と申します。
    スタディコーナーのカウンター材の検索をしていて、こちらの記事を発見いたしました。
    素敵なお家て羨ましいです
    ところで、カウンター材についてですが、こちらの素敵な物は家具屋さんなどでオーダーしたものでしょうか。
    もしくは、イケアなどで購入された材料でご自身で制作されたのでしょうか。
    宜しければ、参考までにお教え頂けると幸いです。。
    よろしくお願い申し上げます。

    • 篠原さん

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      (お名前と地名も公開されてしまうため、念のためこちらで削除させていただきました。ご了承くださいませ)

      スタディコーナーのカウンターは大工さんに施工していただきました。
      DIYしようかともおもったのですが、脚のないコの字型にしたかったのでプロに依頼しています。
      材はタモの集成材です。

      無垢材のデスクにも憧れたのですが、
      子どもが何をするかわからないので安価な材で作っていただきました。
      (実際、机に落書きされたりクレヨンがはみだしてしまったりしている様子を見ると、無垢材にしなくてよかったと思います…とほほ)

      ご参考になれば。