新建築 住宅特集2016年12月号に、タト・アーキテクツの島田陽さん設計の住宅が掲載されていました。
鉄骨造のさっぱりとした3階建ての建物で、内装もすっきりシンプル。その建物の内装材がモイスと書かれていて興味を持ちました。
モイスとは?アイカテックが販売している建材で、セラミックス基材にバーミキュライトが加えられたケイカル板の進化版のようなものだそうで調湿性・耐火性がある素材とのこと。
特性は珪藻土や漆喰などと似ていますが、写真で見る限り、それらよりも工業製品っぽい見た目だったのが気になってサンプルを取り寄せてみました。
これが内装用モイス [1] 外壁用もある 。触ると白い粉が手につくようなざらっとした質感です。製品としては910cm幅の板状で、壁・天井などに貼って施工するとのこと。
施工例がこちら。陰影が美しい。
調湿性やホルムアルデヒドの吸着などの効果についてはオマケ程度にしか考えていませんが、素材のもつ粗削りな美しさにひかれました。RC造の打ちっぱなしの壁に近いイメージです。
価格帯としてはビニールクロスよりは高価、珪藻土塗りよりは安価、というラインだそう。見積を取ってみようと思います。
モイスが使われている島田陽さん設計の住居が掲載されている本はこちら。
References
↑1 | 外壁用もある |
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コメント
モイス !
島田さんっぽくて谷尻さんぽくない素材
な感じw
ひとつ前の作品もモイス内装フルだったと思いますよ。中庭がある家(住宅特集とブルータスに掲載があったかな)
よりモイス感が伝わるかと。
>島田さんっぽくて谷尻さんぽくない素材
うわ、その表現、ぴったり!!!(笑)
爽やか好青年イケメンとビジュアル系イケメンの差、みたいな。
詳細ありがとうございます。早速チェックします!!