BOOKレビュー:建築知識2016年7月号

建築知識は業界の専門家向けの書籍ですが、分かり易く、また実用的な情報が載っているので結構好きです。今月号は「わずか1日で即戦力になる最新材料の極意300」と銘打たれていて、建築実例の中で使われている建材の紹介特集号。

間取りがほぼ決定し、徐々に建材の選択やインテリアなどを決めていく段階に入ったので、参考になると思い購入しました。

木、石、クロスなど素材別に分けられていて見やすいです。何より、コストが載っているのが参考になります。

以前より気になっていたチャフウォールも、彦根アンドレアさんの下図の事例とともに紹介されていました。マットで陰影のある表情がイイ!コストは2,500円/㎡とのこと、前向きに検討したいです。

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出典:彦根アンドレア「光の散歩」

また、横内敏人さんと伊礼智さんの対談があって、お二方が実際に使用されている建材について具体的な品名が挙がっていました。お二人とも自然素材オンリー!かと思っていたので、サイディングやビニールクロスなども使っていらっしゃると聞いてちょっと意外でした。

建材そのもののコストだけでなく工期短縮によるコスト削減という意味からも、なんでもかんでも手仕事品を導入するのではなく、コストパフォーマンスがよく使い勝手の良い建材を使いたいと思っているので、いろいろ納得できる記事が多い号でした。オススメ。

建築知識2016年7月号

建築知識2016年7月号

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