娘の小学校入学を機に、固定電話をひく

緊急事態宣言解除に伴い、娘の通う小学校も6月1日から再開され、娘がようやく名実ともに小学1年生になりました。

保育園は卒園したものの、小学生でもない、かといって園児でもない空白の2か月間。子供がぐっと成長する時期に社会生活が送れなかったのは残念でしたが、何はともあれ、母娘二人の自粛生活を健康のままなんとか乗り切れてよかったです。

電話線をひくことにしたきっかけ

さて図らずも長くなった入学準備期間ですが、我が家では竣工時にはなかった固定電話を設置しました。
というのも入学準備の提出書類の中に自宅の電話番号を書かされるものがいくつもあって、中には「学校と周辺自治会で生徒自宅の電話番号を共有します」という書類があり、緊急連絡以外を携帯電話で受けたくないなら固定電話が必要である、という結論になったため。

そもそも、学校へ提出した書類の内容を誰とどのように何の目的で共有するのか明示されない(さらにいえば情報の取扱規定も知らされていない)というのがとんでもない話なのですが、「共有しない」という選択肢もなく拒否権がありませんでした。

おそらく今後小学校以外でも同じようなことがあるだろうと思い固定電話をひくことにしたのでした。しばらくは娘に携帯電話を持たせる予定がないため、子供用の通信ツールを用意するという点も重要でした。

NURO光のひかり電話をチョイス

設置したのはNTTの電話回線ではなくNURO光のひかり電話回線です。インターネット利用契約をしていると月額500円で電話が利用できるもので、ひかり回線業者ではだいたい似たようなオプションが用意されています。

NUROひかり電話回線は工事が不要で固定費用が安く済む点、ソフトバンクユーザーなら通話料無料などの価格優遇がある点がメリット、停電中は使用できないのがデメリット [1] これはどの光回線電話でも同じ です。

工事

ひかり電話の接続イメージ

ひかり電話の接続イメージ
ひかり電話の接続イメージ

NURO光ではインターネット契約時にWiFiルーター機能のついたホームゲートウェイが貸し出されます。ひかり電話を追加契約した場合、このホームゲートウェイにひかり電話テレフォニーアダプターをLANケーブルで接続し、モジュラーケーブルで電話に接続します。

そのため、電話機の設置場所によっては配線工事は不要で、テレフォニーアダプターが届いたらLANケーブルとモジュラーケーブルを差し込むだけでOK。

NUROひかり電話使用に際し、工事が不要な場合

1.電話機を設置したい場所がNURO光ホームゲートウェイのそば
2.電話機を設置したい場所のそばにLAN配線が来ている
3.すでに電話機設置場所に電話線配線済み

一方、上記に当てはまらない場合は、電話線工事かLAN配線工事をするか電話機の置き場所を再検討する必要があります。

我が家の接続イメージ

我が家は情報機器類をすべてキャビネットの中に納めて、扉さえ閉めれば機械類もにょろにょろコードも見えずにスッキリ!を狙っているため、電話線工事が必要になりました。

光情報キャビネット内接続イメージ
光情報キャビネット内接続イメージ

ワークスペースの吊戸棚(IKEAのMetod)に宅外から光ケーブルを引き込み、戸棚をハブとして各部屋に配線しています。
我が家はテレビがないのでテレビアンテナはありませんが、もし将来的にテレビ線を引き込む場合もやはりこのキャビネット内に引き込めるようにしています。

電話線の宅内配線には、固定電話は引くことはないだろうと思いながらも、念のためにワークスペースに準備しておいた配管を使うことになりました。

工事完了

配線工事自体は1時間程度で終了。
配線さえされれば、あとは各機械にケーブルをつなぐだけで電話が開通されました。

工事費について

電話線の工事はNURO光に依頼しました。
配線が出張費用を含めて¥7,980(税別)、両端のモジュラージャック設置に¥1,143(税別)×2個。しめて¥11,263(税込み)でした。

出典:NURO光

工事時、せめて空配管を用意しておこう

さて、そんなこんなで開通させた固定電話ですが、いままでただの一度もかかってきたことがありません。そもそも電話番号を学校(と自治体。どこの自治会所属なのかもしらないけれど)にしか知らせていないので当然といえば当然か。

とはいえ冒頭でも書いた通り子供に携帯電話を持たせる予定がないので、それまでの子供の連絡ツールとしての役割に期待しています。高学年になったら留守番をする機会や、お友達の家に電話する、習い事の欠席連絡をするなど電話を使う場面が増えるだろうと思います。
また、あくまでおまけのメリットですが、私は携帯に格安SIMを使っているので、電話発信にかかる一分あたりの費用はひかり電話の方が安いため、企業への問い合わせやテイクアウトオーダーの電話では固定電話を使うことが増えました。あとは一部の携帯電話からかけられないフリーダイヤルを使用する際にも便利。

そんなこんな、建築工事時に固定電話を引くことはないだろうと思っているご家庭も、万が一のことを考えて、空配管だけ用意しておいてもらうと良いと思います。配管をしておかないと、電話機の置き場所によっては露出配線(!)になってしまってコードにょろにょろ地獄に陥ることに…。

配管だけだと配線工事時に出張料など無駄なお金がかかりますが、ライフスタイルの変化によって「電話線をひくつもりだったけれどLANをひきたくなった」場合や、将来的に新しい技術の有線機器が出来た場合にも対応できます。

References

References
1 これはどの光回線電話でも同じ

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