焚火と薪ストーブと暖炉

極寒の北軽井沢(キャンプ場)から帰宅しました。鎌倉は暖かいだろうと思っていたら案外寒くてびっくりしました。気合が入っていないからか?テントよりも自宅の方が寒いと感じる不思議。

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キャンプ中、娘のリクエストで暖を取るために焚火をしました。
でも焚火って暖かいようでいて、熱が逃げ放題なのでそれほど暖かくはありません。暖房という点でいえば、生火そのものから直接熱を得るよりも一度蓄熱体に熱を蓄えてからゆっくり放熱させることが重要。薪ストーブが「じんわり暖かい」というのもストーブ本体が鋳鉄製で蓄熱性に優れているからこその良さです。

我が家は以前に本気で薪ストーブを検討しましたが、高低差8m分の階段がある家で薪の調達をどうするのかという現実的な問題に阻まれて結局諦めました。

そして代替案としてエタノール暖炉を(こちらも結構本気で)検討しているのですが、気軽に導入できるエタノール暖炉は鋼板製かステンレス製が多く蓄熱性がほぼ期待できません。
エタノール暖炉を販売している会社のウェブページに「火のそばに玉砂利を置いて蓄熱性を高める」というアイディアが載っていましたが、それもなぁ…。

暖炉はレンガやタイルで作り、炉にエタノール暖炉を採用するのがベストな解なように思いますが、暖炉は場所を取るので狭小住宅にはなかなか難しく悩んでいます。

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出典:Archdaily

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出典:keidan

理想は上の写真のような壁に埋め込まれた暖炉。

お金さえあれば、小型の鋳物薪ストーブを買ってエタノール暖炉の炉だけインサートするんだけどなー。いや、お金があったら床暖房で暖を取って、暖炉は単なる鑑賞品にするから蓄熱性なんてどうでもいいのか。。。

おまけ

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娘作のMr.チーズ(朝ごはんのホットサンド)。かわいい。

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後日追記

結局、悩むだけ悩んで、薪ストーブは導入できませんでした。今でもよそのお宅の屋根から煙突が突き出ているのを見ると残念な気持ちになります。

でも、我が家の近所にある建ったばかりの有名建築家設計のお宅からある日突然煙突が消えたのを見て、やはり住宅街で薪ストーブ(または暖炉)を使うというのはなかなかに難しいものだなと思いました。

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