WEB内覧会ディティール:吹き抜け

広角レンズで撮影したリビング

我が家の吹き抜け。

吹き抜けのメリットは下階に光を取り込めることと開放感ですが、我が家のように横幅の小さな家が単に二階の床を抜いて縦方向だけを大きくすると逆に狭く感じるので、建築家氏によりいろいろ工夫がこらされました。

一つはキッチンの天井高を低めにしたこと。天井高が低い部分と高い部分の対比で実際よりも開放感を得られます。

断面図

次に2階の天井が板張りの登り天井になっていること。自然と羽目板の方向に視線が導かれ、空間がのびやかに。

画伯トルコレールカーテン2階の床をはさんで1階と2階の窓を同時に眺められるようにするのも建築家氏のこだわりでした。2階の床がもっと薄ければよかったのですが、2階の床を支える大事な梁なのでこれ以上薄くすることができず。ですが視線が窓の外に向くからか、図面で見るよりも実際はこの床の厚みは気になりませんでした。

平面図

吹き抜けの大きさは階段も含めると約5畳。

吹き抜け吹き抜けのおかげで日中は照明要らずで生活できるほか、家じゅうを1台のエアコンで冷房・除湿できるのがありがたいです。

コメント

  1. 更新ありがとうございます!
    いつもありがたく拝見してます。
    工夫が凝らされた吹き抜け空間、いいですね!
    ちなみに一台のエアコンの設置位置はどこですか?夏は夏中稼働させてるような感じでしょうか?
    我が家も一台のエアコンで済まそうと計画していまして、参考にさせてください。
    よろしくお願いします!

    • みーさん
      コメントありがとうございます!
      お返事おそくなってしまってすみません。

      エアコンの設置位置ですが、2階の子供部屋に設置しています。
      サーキュレーター設置位置
      この図の右下、青い部分です。夏は27℃設定でほぼ1日除湿を兼ねて冷房をかけていました。
      エアコン位置がちょっと奥まっているので、上の図の赤丸の位置にサーキュレーターを置いて吹き抜け方向に空気を引っ張るようにしています。
      14畳用のエアコンですが、十分家中冷やせて快適ですよ~
      ご参考になれば♡

  2. お返事ありがとうございます!間取り図付きでとってもわかりやすかったです、、!
    クーラーが一台で済むっていうのは経済的だし、お掃除の負担も少ないですよね、よく考えられてるお家だなあと感心してしまいます。
    家中同じ温度ってほんと長生きできそう。
    冬の使用感もそのうち聞かせていただけると嬉しいです!
    ありがとうございました(^^)

    • みーさん
      そう!家中同じ温度って、すごい楽なんです。コスト的にも、お掃除の面も、それから行動の制限が少ないt点も!
      一つの部屋にこもらずに快適なので気に入っています。
      これを突き詰めれば全館空調の家にするべきなんでしょうが、そのために特別な設備を導入するのはどうかとおもったので我が家は間取り側で工夫してこの形になりました。
      今のところ冷房という点では満足しています。
      冬の暖房は床暖と床下エアコンがメインになる(予定)ので、使ってみて感想を記事にしたいと思います♡

  3. はじめまして。
    正に今、ハウスメーカーか設計事務所で迷っているものです。
    元ひたすらオープンな造りを要望したら、ハウスメーカーの方には耐震性が、、と断られてしまったのですが、今のご自宅はどうなんでしょうか?

    在来工法だと難しい気もするし、悩んでいます!

    • しろちゃんさん
      コメントありがとうございます。昨今の災害の多さを考えると、耐震性はとても気になりますよね。
      我が家は耐震等級2(相当)で立てていただきました。相当、というのは、実際には住宅性能評価機関による検査を受けていないからです。
      住宅性能評価機関によって認定されるとローンの減額や地震保険の減免があったそうですが、検査・登録費用もバカにならないので認証検査を受けませんでした。(同様に長期優良も認定をうけていませんが、長期優良「相当」で建ててもらいました)
      実際は耐震性に配慮した設計と、構造設計士さんによる構造計算をしていただいています。
      構造計算は木造在来で作る住宅では必須ではないですが(4号特例)、もともと構造計算はしてもらいたいと思っていたところ、建築家氏も「自分の作る住宅は構造計算を必ずします」とおっしゃっていたのでお願いした次第です。
      追加費用がかかりましたが、我が家は壁の少ない家なので、構造計算していただいてよかったです。
      我が家の場合、2階の廊下を柱で支えるのではなく吊って1階をオープンにしてるんですが、この設計も構造計算があってこそだったなーと思います。

      どのようにオープンにされたいかにもよりますが、在来工法でも十分開放感のある家は建てられると思います♡
      単に1階も2階もがらんどうにつくりたい…ということだと難しいと思いますが、ある程度物理的にオープンにし、そこに設計上の工夫で開放「感」を加えるといったアプローチがあるとうまくいくような気がします。そこはもう設計の妙とでもいいますか、やっぱり「上手い設計」次第になってしまうのが素人にはもどかしい点でもありますが…(涙)

      • はるさん

        こんばんは。
        返信ありがとうございます。
        二階から吊ってるというのは、凄いアイディアですね。
        読みながら、おぉー、と一人で声をあげてしまいました。

        決して広くない土地なので、もう少し考えてみたいと思います!