WEB内覧会ディティール:階段

スチール階段

我が家の階段は一見するとただのスチール階段ですが、コスト削減のため、踏板の片側だけスチールで支え、壁に飲み込まれている反対側は木造になっています。

スチール階段のディティール

工事中の様子。

当初は両サイドスチールで作る予定だったのですが、段板含めて130万円という見積もり金額を前にあえなく撃沈。それでもスチール階段をあきらめきれない私のために建築家氏が設計上で工夫をしてくださり、結果としてこのような形になりました。我が家は約三階分の高さを手で荷揚げしなければいけないという事情がありましたが、それにしてもスチール階段の値段の高さにびっくりしました。

片側木造にした場合の見積もり金額は70万円。全部スチール製にした場合と見た目はほとんど変わりませんが、唯一の残念ポイントは階段を留めつけるために、この壁にはウレタン吹付断熱が施工できないとのことで羊毛に変更になったことでした。スチール階段の裏側

階段の裏側に回ると、スチールの支えがつんつん突き出るような形になっていて、片側だけで支えているということがわかります。

スチールの支えが上の写真のように中途半端になっているのが嫌な場合は、段板でサンドイッチして表から見ても裏から見ても段板しか見えない仕上げにする手段もあると言われました。大工さんの手間は増えますが、裏側がよく見える位置に階段がある時にはその方がすっきり仕上がりそうです。

階段

階段から伸びる2Fの手すりは吹き抜けに留めつけられています。
構造的には床から生えているのではなく、上の写真のように吹き抜けの壁にがっしりと固定されていますが、2Fのフローリングの一部を切り欠き、手すりを留めつけた部分をふさいで床に留めつけたような仕上がりになっています。見た目と安全性、両方が考慮された納め方に感激しました。

階段

 

  • 段板:タモ集成材オイル塗装
  • 階段&手すり:スチール製 塗装(日塗工N-30)

コメント