最近、娘(4歳)が気に入っている本。アーマ・E・ウェバー著の『じめんのうえとじめんのした』です。
文学作品ではなく、植物がどのように栄養を得ているか、動物と植物の決定的な違いはなにか、ということが書かれています。著者は植物学者で、文章だけでなく挿絵もウェバー氏によるもの。シンプルですが、ずばりとした語り口が心地よいです。
娘は「トムソンガゼルがかわいそうだから、ライオンは草を食べるべき」「羊を煮て食べるなんてかわいそう」と言いつつも、唐揚げが大好きでお寿司LOVEな自分の矛盾に一時期本気で悩んでいて、そもそも「なぜ自分はモノを食べないと生きていけないのか?」と考えていましたのでこの本はその理解の助けになる良書でした。
ところで、娘が本気で菜食主義を選択するなら全面的に協力するつもりでしたが、結局今のところ命を美味しくいただいています。
個人的には肉食主義も菜食主義も否定しないし、またクジラやイルカを食べる文化も(絶滅危惧種を食べてOKかどうかは別問題として)その文化圏外からああだこうだと文句を言う筋合いではないと思っています。ただ私がトシを取ったせいか、昔ほど肉・魚類を欲しなくなってきていて、我が家の食卓は基本野菜が中心で肉・魚類がテーブルにあがらないこともしばしば。そういう意味では、菜食主義者に転向したとしてもさほど食品的には劇的な変化は不要そうですが、とはいえ『あまり食べない』と『まったく食べない』の間にはきっと想像以上の違いがあるんでしょうね。
コメント
本のレビューなど建築以外の記事も楽しく拝見させていただいています。
子供の本と思っていても良本一緒に楽しめていいですよね。
自分も行った直島や安藤忠雄展、妻の故郷が会津若松なので向瀧の記事など妙にシンクロする部分があり勝手に親近感を持って見ています。そして自分もビーチリゾートやホテル・旅館を巡るのが趣味です。
ちなみにSOLSO FARMも現在の住まいから近い事もあり行ったことがあります。SOLSO FARMでいただけるイムイェムのドライグリーンカレーが美味しいですよね。
想いのこもった素敵な家が建ちましたし、そろそろ外構や室内の観葉植物などお考えでしたらSOLSO FARMみたいにお洒落な枝ぶりの観葉植物ではありませんが、SOLSO FARM近くの梶が谷にあるワールドフラワーというお店がびっくりするくらい安くておすすめです。(鎌倉からはちょっと遠いですかね。。)基本持ち帰りのみですがその分、とても安く毎週いろいろな種類の植物が入荷するので良く見に行っています。よかったらぜひ。
グラさん
共通点多いと伺って、私も勝手にシンパシー感じてしまいます!
奥様、会津若松なんですね!向瀧に行った際は旅館の方だけでなく、いろいろな方に親切にしていただいて、会津若松のやさしさにふれた本当に良い旅でした。ぜひまた伺いたいです。
実は、まさにそろそろ室内にグリーンでも…と思っていたので、ワールドフラワー興味津々です。
↑こちらのお店でしょうか?見たら大船(鎌倉の2つとなりの駅)にもお店があるようなので、行ってみたいと思います!情報ありがとうございます。
でもやっぱり本店のほうが品ぞろえがいいのかなー。
きっとすごく感受性の高い娘さんなんでしょうね。うちは5歳の娘と放し飼いにしている豚や鶏を見に行ったりしますが、豚かわいかったとか言いながらバクバク食べてます。。。本ご紹介で気になったのでポチりました。届くのが楽しみです。
Shiroさん
お嬢さんかわいいww
でも「それとこれとは別だ」という意識って、生活していく上では(肉食・菜食の話問わず)重要ですよね。
うちの子は考えすぎるところがあるので、自分の中で折り合いを能力を養わないと大変そうだなーと思って見ています(とか言いながら、イルカが大好きな彼女に「イルカを食べる地域がある」と教える鬼親)
シンプルですがとても良い本なのでぜひお嬢さんと楽しんでいただけたら嬉しいです。また良い本見つけたら記事にしたいなーと思います。