東山温泉向瀧は子連れにも優しい素敵な宿でした

週末は母の田舎(仙台)に帰省していました。と、いっても、祖父も祖母も他界して家も残っていないので遊びに行っていた、といった方が正しいか。
久しぶりに祖父母のお墓にお参りして、温泉につかって萩の月を買って帰るといういつものコースにプラスして、今回は足を延ばして会津若松の温泉でもう一泊。
泊まったのはこちら。東山温泉 向瀧です。

建物は江戸中期に建てられ、登録文化財制度の第一号物件(!)という歴史的建造物です。現代の技術では再現不可能な木造建築だそう。

建物は入り組んで建てられていて独特の風情があります。格式がある建物ですがすごく居心地がいい。お部屋に入った瞬間からリラックスできてしまうような包容力がありました。
窓は当然木製建具のシングルガラス!といっても、江戸時代までさかのぼらなくても、つい30年前まではこの窓が普通だったんですよね。

懐かしい窓の鍵!今の住まいに改築する前、私が子供のころの家の窓はコレでした。

書院造のお部屋、整えられた日本庭園。

伺う前は、伝統だけあって古臭い建物だったらいやだなぁ・・・なんてちょっと思っていたのですが、隅々までホコリ一つなく磨き上げられた廊下、居心地の良い室内。源泉かけ流し、加温・加水・循環一切なし!という温泉。会津でとれたもので丁寧に作られた美味しいお料理。スタッフの方々も若い方からベテランさんまで自然体で元気に働いていらっしゃって、すべてが完璧でした。

我が家は旅行が好きであちこち出かけている方ですが、新しい宿が次々出来るということもあって、なかなか同じ宿に再訪する機会がありません。でもこの向瀧さんはぜひ近いうちに再訪したい!と思える本当にいい宿でした。
ちなみに私の「再訪したい宿」のリスティング、現時点ではこことカニの季節の山代温泉あらや滔々庵の二軒です。
どちらも小さい子連れでも気持ちよく迎えてくださるので子連れ旅行にもオススメです。

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