さあ家を建てるぞ!と思ってから建築家が決まるまで

家づくりのきっかけ

家づくりをしようかと思い始めたのは2015年春ごろ。娘が1歳、ようやく子育てに余裕が出来てきたときでした。私は娘と二人、実家の敷地内にある1DKに住んでいて、娘が大きくなるにつれ、部屋が手狭になるなと感じたことがきっかけです。

土地探し

当初は鎌倉市内の土地を探して回ったのですが、「駅から徒歩圏内」「所有権」という希望条件にあう出物がなかなか見つかりません。鎌倉はお寺を地主とした借地権の土地が駅周辺に多く、駅近物件で日当たりの良い土地は高確率で借地権が付いてきます。地主がお寺なのでトラブルが起きにくいという点では安心できますが、売却時の資産価値を重視したかったので所有権にはこだわりました。また同じ「駅から徒歩圏内」の土地でも〇〇町か〇〇町あたり、という地域の希望もあったので土地探しは難航しました。

良いなと思う物件もいくつかあったのですが「売り主の兄が隣に住んでいるが、兄弟仲が悪くて弟の土地売却に猛烈反対しているので、見学時にはこっそり音を立てずに行かなくてはいけない」とか「隣家の住人がトラブルメーカーとして町内で有名」とか(汗)、地元民ならではのご近所ネットワークから漏れ聞こえる噂話に怯んで購入には至らず。

結局、実家(今の住まい)の庭に建てましょうということになりました。所詮庭ですから、それほど広さに余裕もないうえ、南側に山が迫っているため日当たりが悪く、かつ不成形地になります。しかも接道から8mの高低差がある崖地!

庭

木々が鬱蒼としていて、山に近いほうは日当たりが悪くじめじめとしている

しかし希望通り「駅から徒歩圏内」「所有権」です。かつ、我が家は母娘の二人暮らしなので、何かあった場合のことを考えると実家の隣というのは最高の立地です。ありがたくここに建てさせてもらうことにしました。

建築家探し

次に考えなくてはいけないのは、この土地の欠点(日当たりが悪い、高低差、不成形地)を魅力に変えるような建物を建ててくれるパートナーを探すこと。まずはネットで検索して、鎌倉にアトリエを構えている若い建築家、東京を拠点にIKEAキッチンなどを積極的に採用して活躍されている建築家とお話させていただきましたが、お二方ともに「…この土地では、ちょっと…」という感じで乗り気でない様子。

Googleでの検索だけでは限界があるなと思っていた頃に、建築コンサルティング会社の相談会があると知り、興味半分で行ってみることに。ここで知り合ったのがのちに設計を依頼することになる建築家氏でした。

建築家氏

この建築家展で知り合ったのが建築家建築家氏。私が現状を説明すると

「私、斜面大好きなんです!高低差8mの崖??うわー、萌えますねー!!!!」

と、(社交辞令じゃない変態な目wで)おっしゃったのがとても印象的でした(笑)。

建築家氏なら我が家の土地でもよいものを建ててくれそう!という期待があり、その場で現地調査を依頼。

ファーストプラン

そして提示していただいたファーストプランと模型がこちら。

新居模型1

シンプルな形状ながらも、必要十分のサイズ、奇をてらったところがなく機能的で美しい。建築家氏のお人柄を感じさせるとても素敵な間取りでした。
この時点で建築家氏に設計依頼することに内定。
次回の打ち合わせ(2~3週間後を予定)で工事費&設計費の概算見積を出していただき、OKであれば契約という流れになりました。

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