BOOKレビュー:『だいこん だんめん、れんこん ざんねん』


加古里子(かこさとし)さんといえばだるまちゃんシリーズやからすのパン屋さんが有名ですが、それらの名作を上回って圧倒的に面白いと思う、娘と私のイチオシはこちら。

題名の通り、「断面(図)」について説明されている本です。
「はんぶんこ」など量の分割は日常生活にしょっちゅう登場しますが、断面についてフォーカスすることはあまりないですよね。この本では断面(図)の特徴や得意とすること・苦手とすることが説明されています。

かこさとしさんは応用化学を学んで企業の研究所に長年勤めたゴリゴリの理系人でありつつ絵本作家として活躍してきた異色の人物なので、子供にわかりやすく科学  1)  ここでは自然科学の意    を伝える方法がずば抜けて素晴らしい。本質はずばりと表現してしかし多くを語らず、という塩梅が絶妙です。子供のモノの見方を広げられる良書でした。

科学の本を選ぶときは少し慎重になります。科学は年々新発見があり今までの常識が塗り替えられていくものなので、長年読み継がれている良書だからといってすべてが正しい内容ではない場合があるからです。私が子供のころは冥王星は惑星だったし、チバニアンは更新世中期のなかの一時期でしかありませんでした。
そこまで大きな発見でなくとも科学の塗り替えは日々行われていますが、かこさとしさんは子供向けの科学の本は意識的に普遍的な、または長く読み継がれるに堪える内容が扱われているので、初版1984年(!)であっても安心です。

だいこん だんめん れんこん ざんねん (かがくのとも絵本)

だいこん だんめん れんこん ざんねん (かがくのとも絵本)

加古里子
972円(11/19 11:28時点)
発売日: 2010/10/15
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1.   ここでは自然科学の意 
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