また台風の週末

土工事は止まったままですが、そんな空いた時間を縫うようにして植木屋さんが樹を移植しにきてくれました。

このユンボの向こうに生えている、右側から杏、椿、梅の3本。新居の張り出したデッキと位置が重なってしまうことがわかりました。
風致地区条例の緑化面積も足りているし、銘木というわけでもなし、切ってしまっても問題ないのですが、もうずいぶん長いことこの庭に生えていた木たち。空いている場所にそれぞれ移動してもらいました。

植木屋さんがユンボを使って移植している様子を特等席から眺める人(笑)。外に出て近くで見学する!とがんばっていたのですが、職人さんの邪魔になるので室内からにしてもらいました。あ、ドーナッツ床に置いてる…(汗)

我が家は今の住まいの庭に新築するのですが、思ったより母屋と距離が取れず、定められた離隔距離(それぞれの外壁から1mずつ)を取るのが精いっぱいでした。新居側の敷地が斜めなので母屋とびっちり並行に建つわけではなく、建物同士が接近するのは一部分だけ、上の写真の娘がいる犬部屋だけですが、欲を言えばもう少し離れられたらお互い良かっただろうなぁと思います。

身内でもそう思うのだから、他人であればなおさらのこと。後から家を建てた隣人がこっちのリビングぎりぎりに外壁を寄せてきた、というようなトラブルの話はよく耳にしますが、法律上OKだから無問題と言い切れるかどうか?も含めて、この点はやっぱり慎重に配慮すべき問題なんだろうなー。

鎌倉のエンジョイワークスという不動産屋さん兼一級建築士事務所が提案しているEnjoy Villageというプロジェクトを知って、良い取り組みだなと思いました。
建て主がそれぞれで土地を購入して家を建築するのではなく、何軒かでまとまって建物を計画することによって共有スペースを設けたり、視線や風の流れをコントロールして各戸が暮らしやすく美しい街並みを作ろう、というもの。

出典:エンジョイワークス

隣り合う建物を同時設計するなら、お隣さんが予想外の場所に窓をつけてきてびっくり!というようなことも防げるし、不必要な醜いブロック塀を回す必要もなくなるし、良いなぁと思うのです。一方で共有部をだれが掃除するんだとか来客があるときはいつもうちの敷地車を停めてて気になるとかそんなトラブルもありそうだけど、このVillage構想に惹かれて、かつ同じ土地と設計事務所を気に入る人同士の話だから、感覚の似た家族で「村人」が構成されて、案外トラブルはないのかもしれませんね。

 

 

2017-10-30 by

9 のコメント

  1. enjoy village、実際に具現化しているようで、すごいですね。
    とは言っても、ほとんど二戸で1地区だけ三戸。
    戸数が多ければ多いほど、コミュニティや空間の魅力は増しますが、事業化はその分難しくなりますね。
    正直、二戸のコミュニティってのは、ちと微妙だと思ってしまう。

    RX-8-RED
    1. RX-8-REDさん
      行政主導での市営住宅や企業の社宅で「小さな街」を作る例は住宅特集などで時々見かけますが、やっぱり個人宅だと、土地の取得や住まい手の募集が難しいんでしょうね。
      そんな中、一介の街の不動産屋兼設計事務所がよく頑張ってるなぁ、と個人的には思います。
      複数の企業を巻き込んでのプロジェクトに発展していくことを期待していますが、そうなると利権が絡んでややこしくなるんだろうなぁ。

      はる
    2. 僕も市内の不動産会社さんに、ある土地を共同購入する人を集めてくれないかなーなんて冗談半分で話したことがあります。その土地は100坪以上あったので、とても個人の手の届く価格ではなく、結局は別の会社が買って区画したあとで購入することになったのですが、価格は各区画で1000万くらい上乗せされました。enjoy villageみたいな仕組みを先に知っていたら本気で考えたかも。

      ただこれって、彼らがホームページで謳っているようなメリットが成立するのは結構レアケースですよね。

      不動産は水物なので買えるタイミングというのがあるし、悠長に買い主候補が3人とか4人集まるまで待っていればライバルの不動産会社に先を越される可能性があります。現実的にはどうしても不動産会社自身がリスクを取って先に土地を押さえておく必要があるので資金力が問題になる。特に鎌倉や逗子では100坪以上の土地だと開発申請したり説明会を開いたりで時間もかかる。

      そもそも開発リスクを取るなら不動産会社としては転売益を得ないと割に合わないでしょうし、開発許可のいらない100坪未満の土地を2分割というのが、この会社にとっての現実的な規模なのかもしれません。

      お二人の考察に興味がわいたので、遅レスですがコメントさせていただきました。あー土地がもっと安く買えていたら、上物でこんなこともあんなこともできるのに〜(^^)

      ジェイ
      1. ジェイさん
        コメントありがとうございます。おっしゃる通りですね。
        特に100坪以上だと…という点、私も苦労したので、鎌倉市の手ごわさ(苦笑)がよくわかりますので、あれだけの時間を土地支払いのローンを抱えてのんびり待てるか?という点で共同購入が難しいというのは同意です。
        個人でまるごと買って、賛同者が現れたら分配し、現れなかったら賃貸住宅を建てて賃貸しする、なんて使い方ができればベストオブベストかもしれませんが、現実問題そんな資金力はなかなか…。
        しかし1000万円UPというのはなかなか暴利なように思えますが、それだけ土地商売というのはハイリスクということなんでしょうね。
        その点、Enjoy Villageの場合は不動産会社と工務店がセットになっているため相互で利益が出しやすいのかもしれません。

        ところで、最初から目をつけておられた土地をご購入とのこと、おめでとうございます!
        上物はあとからでもどうにでもできますが、立地はどうしようもないので、個人的には立地最優先が最適解なんだろうなと思っております。

        はる
        1. ありがとうございます!  買ったのは3カ月前ですが、いろいろ確認やら交渉があって買付を出してから数えると1年もたってます。その間、はるさんのブログを見ながら建物の勉強していました。

          >上物はあとからでもどうにでもできますが、立地はどうしようもないので

          まさに、そうなんですよね。鎌倉駅徒歩圏の戸建用地というだけでトキなみにレアな存在なので、上物は最悪、キャンピングカーでもいいかぐらいの気持ちで買いました(笑)。そうはいっても、具体的に考え始めるとあれもこれもしたくなって困っているのですが。

          分割前の土地単価を知っているとモヤモヤしますが、かといって億を超える金額をその時点でポンと用意できた訳もなく。まあ、分譲系の不動産会社は庶民に金融機能を提供してくれる銀行みたいなもんだと思うことにします。

          EnjoyVillegeにしても、いいことばかり言っていますが不動産会社としてどこで利益を得るかという問題を考えると、上物とセットにせざるを得ないのでしょう。建築条件つき土地販売の”売建”と実態として何が違うのかという話になりますね。

          鎌倉でも素晴らしい住宅用地が、庶民の手には大きすぎるが故にずっと不動産販売サイトにのこっていたりします。ネットの共同購入サイトみたいに、気軽にエンドユーザーがエントリーできるシステムが作れたらいいのですが。

          ジェイ
          1. ジェイさん
            おおお、駅徒歩圏!それで借地権でない出物って、確かにトキですね~!!上物楽しみですね。
            >分譲系の不動産会社は庶民に金融機能を提供してくれる銀行
            うまいことをおっしゃる。ほんと、その通りですね。個人がかぶれるリスクの大きさを越えているものに対して、不動産会社がやってくれることを考えたらしょうがないのかもしれません。
            我が家の近所に78坪35,000万円、なんて土地がずーっと売れずに残っています。
            間口が狭くて奥行きが長い土地の形だし、接道の幅が2.1mしかないのに3億越え。そりゃ買い手もつかないよーと思いながら不動産屋さんの前を毎日歩いています(笑)
            大手ディベロッパーの手で開発が進むのを防ぎたい!と鎌倉市は躍起になっているようで、実際に我が家はずいぶんぎゅうぎゅう締め上げられましたが、この地価を考えたら無理だろうなぁと冷めた気持ちになります。

            はる
  2. おそらく、昔の区画の60坪くらいの土地を購入して、売りやすくするために二分割して、他の事業者と差別化するためにそのような手法を取られているのでしょうね。
    大きい土地だと、それだけ買主を探す必要があるし、道路整備があると都市計画法第29条による開発行為の対象となって3%公園の整備が必要になるし、資金力もいりますからね。
    大手不動産会社やハウスメーカーの建売であれば、それぞれの住宅の価値をバランスよく高めるよう、即ち販売価格を高く設定できるようにプランニングはしてますね。
    戸建注文住宅でこれをやる、ってのは、集合住宅でもたまにある、コーポラティブ住宅と似てますね。
    個々の住まい手の意見が相反するときの調整は大変そうですね。

    RX-8-RED
    1. RX-8-REDさん
      加えて、鎌倉は100坪を超える土地を分割するのが極端に面倒になるので(それでも大手業者はやっていますが)30坪×3で90坪までが面倒がなくていい的な事情もあるのかもしれません。
      そういえば駅の近所でもともと1つの家だった土地(日当たり良好の角地、駅まで平坦で10分以内の好立地)が売りに出されたなと思っていたら、しばらくして3棟の建売に姿を変えたところがあるんですが、この建売物件が本当にひどくて、各戸1Fは100%陽もあたらないし、隣の家のお風呂とこっちの寝室がコンニチワだし、デザインもへったくれもないし…という代物でして。あそこがもっと考えられてプランニングされていたらずっとずっと素敵な区画になったんだろうになぁ、なんて(まったく自分に関係ないのに)悔しく思ったりしています。

      はる
  3. そうですか。
    鎌倉のような都市でそういった街並みができるのは悲しいですね。
    人口が減少し、空き家が増加しているのですから、これから日本の住宅の質はもっと向上してほしいです。

    RX-8-RED

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