天井羽目板について悩む話(3)

2F天井の化粧板について、まだまだ悩んでいます。

悩む話(2)で書いたデックスウッド、サンプルを見て「濃すぎるかな」と感じていたら、建築家氏からも「色が赤方向に濃すぎる」という物言いがはいり再々考になっています。

デックスウッド

デッキ材としては良さそうなのだけれど。
羽目板の候補はいろいろあがりましたが、耐久性に欠ける、見た目がコワイといったような理由で現在残っている候補はレッドシダーとピーラーのみ。

  • 候補1:ウェスタンレッドシダー(米杉)
  • 候補2:木毛セメント板
  • 候補3:フレキシブルボード
  • 候補4:シナ合板突きつけ貼り
  • 候補5:ヘムロック(米栂)
  • 候補6:ピーラー(米松)
  • 候補7:デックスウッド

でもピーラーは建築家氏が「和風っぽい」という理由で若干気に入らない様子なので、やはり最終的にはレッドシダーなのか・・・?という雰囲気が漂う中、降ってわいた新候補が

  • 候補8:ヒバ

です。ヒバといっても青森ヒバではなく米ヒバ。

ヒバ

写真はリブ(表面の波々加工)付きで、テーブルが無塗装、デッキが着色塗装だそうです。フローリングを採用予定のアトムカンパニーさんからご提案いただきました。

ヒバは腐朽菌耐性が強くシロアリにも強い樹種でお風呂やお寺などに使われているため、我が家のような湿度の高い虫の多い地域の軒天としてもOK。無垢だと白っぽすぎてオークフローリングと合わないので、(リブ加工なしで)控えめに着色塗装して色合わせをしたら良さそうです。お値段の問題さえクリアできれば採用か?

ピーラー

一方、「和風っぽい」と建築家氏に言われたピーラー。そうかなぁ?と思っていたところ、『住宅特集』でこちら↓のお宅で使われているのを知りました。

出典:Kidosaki Architects Studio

建築家城戸崎博隆さんの「横内邸」。軒天がピーラーだそうです。軽井沢の緑が映える控えめな色使いと大胆な構成が美しい住宅(別荘)です。

出典:Kidosaki Architects Studio

このお宅のフローリングは我が家と樹種が同じでオーク(メーカーはIOC)。
光の加減もあると思いますが床と対比させると軒天のピーラーの赤みが目立ちます。建築家氏の「和風っぽい」という言葉に納得。こうしてみると、オークって結構黄色いんだな。
我が家の場合はこのお宅と違って2Fの天井全部が羽目板になるので、床材との色合わせを考えてピーラーはあきらめることにしました。
レッドシダーと比較して金額が2倍だったので、そもそもピーラーから断られているんですけれども。

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”clown.png” name=”謎のピエロ”]強がりか[/speech_bubble]

参考図書はこちら。別荘特集なのでのびのびとした建物が多くて超好みでした。

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6 comments

コメント

  1. わー軒天だけでなく天井全体を板張りにされるのですね~。
    何と豪華な!
    板張り天井ってそれだけで既に「別荘感」出る気がします。
    ハイソな人々の週末住宅って感じで。

    それにしてもラワン合板の場合の「こうなる図」、結構見かけます。
    これはほかの箇所が綺麗でも、ここだけのせいで廃墟感あるいはあばら家感でちゃうので是非おやめくださいな。
    でも竣工当時の写真はとっても綺麗で素敵ですねー。

    • ズニャ公さん
      建築家氏のこだわりで、2F天井は全面板張り予定ですー。
      減額調整で一度はなくなろうかとしたのですが、いつもは温厚な建築家氏がキレたので止めました(笑)

      軒天に合板が使われているお宅をあまり見たことがないので実感がわかなかったのですが、やっぱり「こうなる」んですね…。
      最近の合板はモノが良くてなかなかこうはならない的な裏技があるのかと思っていました。
      谷尻建築の何気ない感じの合板遣いに心打たれていたのですが、せっせとメンテナンスするマメさもないし、やめておきます!!(ズボラ万歳)