間取りを決めるとき、冷蔵庫の置き場所は深く検討しても奥行については見逃しがち。最近の冷蔵庫は幅スリム化が進むと同時に大容量化も進んでいるので、結果として奥行きがどんどん深くなっています。
冷蔵庫の奥行きが深くなると、カップボードと並べて配置したい場合などに冷蔵庫だけ出っ張ってしまって見た目が美しくない、という問題が起こりますよね。
最初から冷蔵庫の置き場所に奥行を十分にとっておけば良いのですが、設計が進んでしまうと奥行をいじるのって結構難しいです。
建築知識2016年7月号に掲載されていた伊礼智さんと横内敏人さんの対談をきっかけに、奥行650mmのカップボードと並べて置ける薄型冷蔵庫をリスティングしてみました。
リスティング条件
- いわゆる家庭用サイズ(450リットル以上程度)を中心に調査
- 国内メーカーに限定
2018年10月現在で生産中の品番のみ集めてみました。追加情報ありましたらぜひコメントにてお知らせください。文中のコメントは筆者の主観です。
Panasonic NR-J45KG
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本体奥行き633mmなのでで奥行き650mmのカップボードと並べて置いてもフラットになるのが最大のポイント。
家電店では取り扱いなし(店舗によっては取り寄せできるかもしれないそうです)。設備機器としての取り扱いなので、工務店・リフォーム会社に問い合わせを。
三菱 MR-WX47C
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三菱は冷凍機能に力を入れているのが特徴で、週末に食材をまとめ買いし、ウィークデーは時短調理したい!というニーズに応えています。匿名性の高いデザインで、良くも悪くも特徴がないのが特徴。好き嫌いが分かれそうですが、個人的には結構好きです。
東芝 GR-M460FWX
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カクカクデザインのミラーガラス仕様の男前キッチン家電。このサイズ帯だと各社ともホワイト、ブラウンなどの女性向けっぽいカラーが多い中、グレー系は珍しいです。
東芝 GR M460FD
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日立 R-XG43J
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Panasonicと同様、650mmのカップボードと並べても完全にツライチにおけるタイプ。1つサイズの大きなR-XG48J(475L)も本体奥行き649mmなので、設置場所の幅に余裕がある場合はそちらも検討しても良さそうです。
コメント
初めまして。以前からこちらを拝見しておりました。いつもすばらしいリサーチ力に脱帽しています。
時々紹介されているプロダクトやショップなどを同時期に気にしていることがあり共感することがたびたびあります。もしかしたら、私も現在鎌倉で設計士さんと一緒に家を建てているせいかもしれません。うちは2月下旬完成予定なのでもうすぐですが。
今回の冷蔵庫のブログは大変参考になりました。さっそく設計士さんに連絡してパナソニックの見積もりをとったくらいです(笑) ありがとうございます。
これからもおうちの建設、完成、ブログ上で拝見するのを楽しみにしています。
YKさん
コメントありがとうございます。鎌倉同士ですねー。
冷蔵庫の件、お役に立てて何よりです♥
このテの情報は風化してしまうのであまり意味がないかなぁ?と思っていたのですが、参考にしていただけたと聞いてとても嬉しく思います。
お宅完成が2月下旬とのこと、もうすぐですね。羨ましいです!!